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ハムスターのトイレ対策 【基本編】



  
  
  
   
         

≪トイレ掃除の開始≫

トイレの掃除はハムスターの飼い方のステップ7から始めるのが理想です。

 ステップ7までは早くて3〜5日、遅くても1週間位で到達しますので、その間トイレ室がオシッコで濡れて汚れても、『地下型の巣箱』は後で『砂っ固』を投入すれば 大丈夫です。

 【ご注意!!】
 心配する方の典型例です。

 トイレの掃除に気を取られてしまって、仲良くなる前にトイレ室に侵入すると、ハムスターを怖がらせてしまい、飼い主のことを『脅威』と学習させてしまう場合があります。
 トイレは掃除できても、いつまでたっても仲良くなれなくなってしまう場合があります。
これが失敗する方の典型例です。

特に、ゴールデンハムスターの場合は、オシッコの量が多いので、失敗すると『地下型の巣箱』が使えなくなってしまう場合すらあります。

≪掃除の方法は、、、≫

@ハム君が巣穴から出てきたとき。
A巣穴を塞いで、ケースをどけて、『地下型の巣箱』の中を開けます。巣穴を塞ぐのはケースの中の食べ物入れなどを巣穴の上にずらせばよいです。
B素早く『砂っ固』を投入します。
Cもとに戻します。
巣穴が無くなったハム君はあわてますが、以上の作業を短時間で済ませれば、良いです。

これが1回目、初めての掃除です。(掃除と言うよりも、オシッコ跡に『砂っ固』を掛けるという作業です)

2回目以降、拒否反応が無く、ハム君が馴れてきたら時間を掛けても大丈夫になります。
固まった、又は濡れた『砂っ固』を取り除いて、新しい『砂っ固』を入れます。

 誰でも簡単にできる、トイレ対策の基本編です。

 このようなトイレ室ができます

『地下型の巣箱』に住んで約2ヶ月のトイレ室の状態です。


    ↑ 左下の小部屋をトイレ室にしています。

 この時のトイレ対策は、
オシッコで固まった『砂っ固』を定期的に取り除いて、新しい『砂っ固』を補給してあげるだけで良いです。


 このハム君は、寝室(主寝室は左上)と、貯蔵室(冬に備えて大量に貯蔵)と、トイレ室を左下に配置しました。
 そして、トイレ室だけにオシッコをして、他の部屋の清潔を保つという【本能と習性】による行動を見せてくれています。

 11月のために、大量の貯蔵行動の真っ最中です。
『巣穴の三大習性』の行動が実現している状態です。

   上の写真のように、自分の家を持ったハムスターは、トイレ室を決めると、他の部屋にはオシッコをしないので、『地下型の巣箱』全体が清潔に保たれています。

 ハムスターのオシッコの【本能と習性】についてはハムスターのトイレをご参照ください。


『地下型の巣箱』のトイレ室の仕組み
 『地下型の巣箱』の機能が自然の巣穴と違うのがトイレ室です。自然界の巣穴のトイレ室はオシッコが地面に浸みこみます。
 『地下型の巣箱』の場合は、『砂っ固』が地面の役割を担います。
トイレ室の『砂っ固』にオシッコをすると『砂っ固』が固まるという仕組みです。したがって飼い主が『砂っ固』を定期的に交換してあげる必要があります。


トイレ対策のご案内です。


 部屋に『砂っ固』を入れるだけでよいです

●事前準備は簡単です。

真ん中の2部屋と奥の大部屋に『砂っ固』を入れます。
トイレ掃除が心配な方は、『砂っ固』の投入量を増やして良いです。



↑ 『砂っ固』をこのように山にしてあげればよいです。

   『砂っ固』の量の目安は、小部屋は約50グラム、奥の大部屋は約100グラムです。 
その他の場所には、全体に『砂っ固』を薄く撒いておきます。


 真ん中の2部屋と奥の大部屋に『砂っ固』を入れる理由の説明

※初めは、巣穴から遠い部屋をトイレ室にする傾向が強いです。

 迎えたばかりのハムスターは、警戒心でいっぱいです。
自分が居る環境が安全であるかどうかをまだ学習していません。
『地下型の巣箱』をもらっても、巣穴の外の脅威を本能的に感じています。
そのために、巣穴に近い部屋よりも巣穴から遠い部屋の方が安全だと感じています。

 したがって、まず初めの行動である寝室を決めるときに、巣穴から遠い3部屋の中から一室を寝室に決めます。

 次に、食べ物を貯蔵する部屋は、大切な食べ物ですから、奥の部屋を【貯蔵室】に決めます。

 そして、トイレ室を決めます。
外を警戒しているハムスターは、トイレ室も奥の部屋に決めます。巣穴に近い2部屋は使いません。
 ハムスターは、オシッコをするときには無防備になるために、隠れてする【本能と習性】があります。人間に似ています。
よって、『地下型の巣箱』をもらったばかりの時に決めるトイレ室は、奥の3部屋のいずれかになる傾向が強いです。

 奥の3部屋にだけ『砂っ固』を準備するのは以上の理由によるものです。

 ただし、奥の大部屋は、両端を使い分ける場合がありますので、ハムスターの選択は4箇所になります。  

 ただし、この行動は、巣穴の外を警戒している間だけの行動です。
『地下型の巣箱』の生活が安定して心に余裕ができて、巣穴の外に脅威が無いことを学習し納得すると、巣穴の側の部屋も使用するようになり、全5室を自分好みに使い分けるようになります。

次の写真2枚は、同じハムスターで同じ『地下型の巣箱』です。
上は、『地下型の巣箱』をもらったばかりの数日後です。下はその2か月後です。




↑  初めての『巣穴の三大習性』の行動のトイレ室
 大部屋を貯蔵室とトイレ室(入って右奥)にしました。
 数日でこのように、寝床を作って、貯蔵を初めて、オシッコをする場所を決めるという行動が観察できます。
 『地下型の巣箱』は、この行動を、どのハムスターからも自然に引き出すように設計してあります。

 


↑ 2か月後には、このように落ち着きます。
『巣穴の三大習性』の行動のトイレ室

 巣穴の外が安全であることを学習して納得したハムスターは、『地下型の巣箱』の中の模様替えをします。結果は、巣穴の近くの部屋を寝室とトイレ室にしました。

 このように『地下型の巣箱』の中の模様替え観察された場合は、新しいトイレ室に『砂っ固』を入れてあげてください。
仲良くなったら、初めから50グラムくらい入れても大丈夫ですが、慣れないうちは20グラムくらいにしてください。

 トイレ室の他ではオシッコをすることはありませんので、『地下型の巣箱』内は清潔が保たれています。

 写真のたくさんの貯蔵物は、冬に備えたもので、秋にこのような行動が顕著にみられます。
 『地下型の巣箱』でおよそ2ヶ月半を健康に生活しているハムスターの正常な行動です。

以上のように、トイレ対策は、奥の3室に『砂っ固』をあらかじめ入れておくということです。
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